京都観光に、カメラを持ってこられる人は多いでしょう。
どこに撮影に行きますか?
八坂神社? 金閣寺?
社寺仏閣もいいですが、京都らしい撮影スポットはそればかりじゃないんです。
今回は、京都らしい撮影ができる街角のスポットをお教えします。
巽橋
祇園エリアを流れる白川にかけられた、小さな橋。
木の風合いが活きた町屋に囲まれ、昔からのたたずまいを残した橋、京都屈指の人気を誇る撮影スポットです。
川面に枝を伸ばす桜の並木もあり、特に春先ははんなりとした風情を楽しめます。桜ライトアップあり。
ドラマや小説に登場することも多いため、ご存知の方も多いでしょう。
京都市民にも愛されていて、よく結婚式の前撮りも行われています。
橋の周りの街並みは伝統的建造物群保存地区に指定されていて、置屋さんがあったりお茶屋さんがあったり。舞妓さんに出会うことも期待できます。
住所:京都府京都市東山区末吉町大和大路通四条上る
アクセス:京阪本線「祇園四条」駅下車 徒歩4分
京阪本線「三条」駅下車 徒歩7分
京都市バス及び京都バス「四条京阪前」から徒歩4分
八坂の塔
八坂神社と清水寺の間にそびえるのが、八坂の塔。
周りは、京都らしい町並みを大切に保っている路地になっていて、京都らしい風情を楽しむことができます。
そこにそびえる五重塔は、多くの観光客を魅了するポイントの一つ。
八坂の塔から南に行くと二年坂・三年坂エリアもあり、多くの人々でにぎわいます。
近くには舞妓体験のできるお店も多いので、余裕があれば挑戦してみてください。舞妓姿で八坂の塔の前に立てば、周りの観光客も大喜びです。
八坂の塔は、実は法観寺というお寺になっています。
歴史は古く、聖徳太子の時代にさかのぼります。
入館料を払えば塔に立ち入ることも可能です。
住所:京都府京都市東山区清水八坂上町388
アクセス:京都市バス「清水道」下車 徒歩5分
京阪本線「祇園四条」駅下車 徒歩15分
竹林の道
嵯峨野を散策する人は、必ず足を止めるだろう場所がこちら。
天龍寺から北上し、野々宮神社から落柿舎方面へ歩いていく道には、数えきれないほどの竹が植えられています。
その間を抜ける道は有名な撮影スポットで、ドラマやポスターなどに数多く採用されています。「嵯峨野らしい写真が撮れるスポット」としては、渡月橋の次に人気。
野々宮神社などに向かって北上する道は、いつも込み合っていますが、少し西にそれるほうに歩けば人の少ない写真を狙うことも可能です。
毎年嵐山花灯路というライトアップイベントも行われています。
住所:京都市右京区嵯峨小倉山田淵山町
アクセス:嵯峨野観光線 「トロッコ嵐山駅」下車 徒歩3分
京福電鉄 「嵐山駅」下車 徒歩12分
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京都駅から見る京都タワー
多くの人がいきかい、雑多な雰囲気のある京都駅。ですが、京都タワーとのショットを落ち着いて取れるスポットがあります。
中央改札からみて右手のエスカレーターを三階分登ったところは、ホテルを利用するか空中回廊を利用する人くらいしか踏み入れないエリアなので、とても閑散としているのです。
駅ビルと駅ビルの間の踊り場状態になっているのですが、南北の壁がないため、京都タワーがよく見えます。
住所:京都府京都市下京区東塩小路釜殿町
アクセス:JR京都駅 駅ビルホテル構内
高瀬川一之船入
木屋町三条は、先斗町もあり、京都の中でも人が多いエリアなのですが、そこから少し北上すると一気に観光客が少なくなります。
木屋町沿いを二条近くまで行ったところにあるのが、高瀬川一之船入。
高瀬舟というのは、江戸時代に日本各地で活躍していた、小川に浮かべて荷物の搬送に使われていた小舟の総称で、高瀬川というのはその船の名前からとられたものです。
こちらには、昭和後期に復元された高瀬舟が浮かび、江戸時代の風情を楽しむことができます。
一之船入は国の史跡にも指定されています。
住所:中京区木屋町通二条下ル一之船入町
アクセス:京都市営地下鉄東西線「京都市役所前」駅下車 徒歩4分
上七軒の花街
京都には五つの花街があります。
その中でも、最も北に位置するのが上七軒。北野天満宮のすぐそばに位置しています。
他の花街が祇園近辺にあり、上七軒だけが離れた所に位置しているために、こちらは比較的観光客が少なくなっています。
そのため、落ち着いて写真撮影を楽しむことができます。
歌舞練場には喫茶店もあり、風情のある建物の中を楽しめるのでおすすめ。
勿論、花街なので、舞妓さんや芸者さんが街を行きかう姿を見ることもできます。
住所:京都府 京都市上京区今出川通七本松西入真盛町
アクセス:京都市バス「北野天満宮前」もしくは「上七軒」下車 徒歩3分
京福電車「北野白梅町」駅下車 徒歩10分
京都の街中でのフォトスポット。街中撮影のいいところは、時間を選ばないところです。
お寺や、時には神社でも、夜になると閉門するところがあるのですが、街中なら好きな時間帯に訪れることができます。
夜の街灯に照らされた雰囲気を楽しみたい。真夜中や明け方に撮影したいなら、ぜひ、街中撮影に挑戦してみてください。